機動戦士ガンダム、ホワイトベースの針路について。
機動戦士ガンダム、ホワイトベースの針路についてなんですが、サイド7を出た後ルナツーへ。
大気圏突破して地球へ降りる際、南米ジャブローへ行くはずがシャアの作戦で北米に降りてしまいました。
北米から南米へ向かう方が近いはずですが、針路を西に向け遠回りしたのに何かわけがあるんでしょうか?
よろしくお願いします。
北米はジオンの勢力圏内で、強行突破して、直接南米に向かうだけの戦力が
なかったからです。
特に、そのまま南下しようとすると、ジオンの一大拠点であるキャリフォルニア基地の
戦力が立ちふさがることになります。
(第29話「ジャブローに散る」でジャブローを攻撃した戦力が、キャリフォルニアから
来たことを思い出してください。)
第6話「ガルマ出撃す」で、ガルマの部隊の攻撃を受けたあと、ブライトが、
「うん、山沿いに大陸に入るしかないな」と進路を選択していました。
第9話「飛べ!ガンダム」では、マチルダさんも、
「さあ。このジオンの制空権を脱出できれば、なんとか」
といっています。
このとき、参謀本部からは明確な指示がなく、結局、ジオンの勢力の弱いところを
縫って、海を渡りました。
そうこうしているうちにレビル将軍の指示でオデッサ作戦に参加することになります。
(第16話「セイラ出撃」で、伝令がレビル将軍の司令を伝えています。)
以降、なし崩しに命令系統に組み込まれ、オデッサ、北アイルランド、ジャブローと
回ることになります。
そのころの南北アメリカ大陸はほぼ「ジオンの制空権内(後付資料ではそうでないというものもありますが)」でした。特に直接向かおうとすれば「最前線」を経由することになりますので、安全が確保できませんでした。難民たちは「輸送機」で南米などへ逃れましたが、「ジオン十字勲章ものの木馬」ではそれはできなかったのです。
ホワイトベースはジオンの地球方面軍を叩いた後太平洋に逃れ、オデッサ作戦などでジオンの制空力が弱まってからジャブローへ向かうことになったのです。
ジオンの勢力圏外をまさに「縫うようにたどった」のがホワイトベースの航路です。
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